瓦・屋根修繕
現在の屋根に合わせた瓦を
一枚から焼き上げ、修繕を行います。
光洋製瓦では、屋根の老朽化、台風・地震などの被害による破損や漏水に、築年数や様式を問わず対応しています。瓦によっては、施工された年代ごとに現在の標準的な瓦サイズとは異なる場合もありますが、光洋製瓦は自社で瓦製造を行っているため、お使いの瓦に合わせて一枚から焼き上げ、ご用意することが可能です。また、古い瓦や鬼瓦も使えるものは引き継いでいくことを大切にしています。そのため、光洋製瓦が手掛けた修繕の中には、瓦を一度下ろして下地を修理し、使用していた瓦を乗せるケースもございます。部分的な修繕から屋根全体の葺き替えまで、お気軽にご相談ください。
施工までの流れ
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お問い合わせ
「WEBフォーム」または、「お電話(0792-32-5295)」
■お問い合わせ時にご確認させていただきます。
①瓦の種類について
- ・つやのある釉薬瓦ですか?いぶし瓦ですか?
- ・瓦のサイズはわかりますか?
②どのような内容でお困りですか?
- ・雨漏りしている。
- ・瓦が割れてしまった。
- ・瓦が飛んだ、落下してしまった。
- ・自動車が接触して壊れた。 など
③修理の場所について
- ・1階ですか、2階ですか?
- ・トラック(軽トラック、または3tトラック)が、修理場所の近くまで入れますか?
- ・お問い合わせの際に、現場や現状の写真をお送りいただきますと、迅速にご対応させていただくことができます。その際、定規やメジャーを添えて撮影いただくと、瓦の大きさなど大まかな確認ができます。お問い合わせフォームで、写真を添付いただくことができますので、ご利用ください。
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現場確認
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お見積り
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瓦の用意
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職人による施工
修繕事例
- ・数枚の瓦の修繕にも対応。
- ・手に入りにくくなったサイズの瓦の修繕。
- ・現在の瓦を活かしながら、屋根の傷んだ箇所だけを修繕したい。
- ・台風や地震による屋根の破損。
1. 鯱瓦や鬼瓦などの飾り瓦の修理
工事時間:約半日築100年ほどの姫路市内の神社
Before
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事例
大棟の鯱瓦が破損。尾びれ部分が折れ、かろうじて銅線にぶら下がっていました。もし、銅線が切れて落下した場合、下屋の瓦の破損にとどまらず、鯱瓦自体の作り直しも必要です。
After
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対策
鯱瓦の修理。鯱瓦は、接着剤と銅線を用いて、修理箇所が目立たないまでに修復。この場合は、大棟に設置された状態で接着できましたが、破損状況によって、鯱瓦本体を取り外し、工場での修復が必要な場合があります。
2. 屋根全体の点検と整備、掃除
工事時間:約半日~1日築80年ほどの姫路市内の神社
Before
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事例
屋根の谷部分に落葉たまり、水の流れを止めていました。雨が降ると、瓦の隙間から水が進入。逆流による雨漏りの原因になっていました。
After
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対策
屋根全体の総点検を行い、漏水の原因となっていた谷の落葉を掃除。支障をきたしそうな箇所を確認しながら、屋根全体の水の流れを整備しました。漏水の発生は、建物内部を傷めるため、時々点検することが望まれます。
3. 破損した塀瓦の修理
工事時間:約2日~3日築30年、姫路市内の民家
Before
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事例
車の接触による瓦の破損。
After
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対策
現状と同じ色合い・形状の瓦を制作。棟の瓦(熨斗瓦)を外し、下の瓦の修理を行いました。屋根の修繕箇所が塀全体に及ぶ場合は3日、破損箇所のみの場合は1日と、内容よって工事期間が異なります。
4. 長い間手つかずの家屋の屋根修理
工事時間:約半日軒瓦破損の古民家
Before
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Before
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事例
老朽化によって、瓦全体が下方へずれ落ちて、雨樋に接触していました。そのため、瓦下の葺き土が雨樋に落ちてたまり、排水が機能していませんでした。また、軒先瓦が破損していた箇所は、雨漏りによって野地板が腐食していました。
After
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After
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対策
この事例では、建物自体が古く、大きな費用をかけない修繕を希望されていました。全体の葺き替えが望ましい事例でしたが、応急的な対策工事を実施。部分的に、野地板の修理も行い、現状と同じ色合い・形状の瓦を調達し、取り換えました。
5. 地震による被害の地葺きの修理
工事時間:約2日~3日築40年の大阪市内の民家(台風を含む自然災害による被害)
Before
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事例
地震により、上からの落下物が地葺きの瓦を破損。雨漏りの原因になるため、早急な対処が必要でした。
After
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対策
現状と同じ色合い・形状の瓦の調達が必要だったため、工事までの間、ビニールシートで防水対策を行い、破損瓦と古土の撤去をして、修繕を行いました。
6. 老朽化した瓦屋根の補強修理
工事時間:約2日~3日築70年の堺市内の住宅
Before
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事例
老朽化した瓦が、台風や地震などがきっかけになり破損。さらに、複数の瓦が、下地の野地板を固定する針金の腐食によって外れていました。少しの風や地震で瓦が飛んだり、ずれたりする可能性があり、慢性的な雨漏りの原因になっていました。
After
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対策
点検によって修理が必要な箇所の瓦を外し、野地板に銅線を固定。瓦に通して葺きなおす。棟も新しい銅線に交換。固定しなおした。鬼瓦の後ろの白い漆喰(鬼巻き)も施工しなおし、屋根全体の防水効果を高める工事をしました。
7. 面戸の修理(破風の箇所の風切り丸)
工事時間:約2日~3日築40年の住宅
Before
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Before
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事例
何らかの原因で、隙間を塞ぐ面戸瓦(台形の瓦で、風や水の侵入を防ぐ蓋のような役割)が外に出すぎていました。雨水が侵入したことで、雑草が生えてしまっており、雨漏りの原因にもなっていました。
After
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事例
何らかの原因で、隙間を塞ぐ面戸瓦(台形の瓦で、風や水の侵入を防ぐ蓋のような役割)が外に出すぎていました。雨水が侵入したことで、雑草が生えてしまっており、雨漏りの原因にもなっていました。
対策
瓦の一部を撤去し、面戸を奥に入れ、適正な位置に戻す工事を行いました。面戸には、面戸瓦か、左官による面戸があり、修理期間が異なる場合があります。