鬼瓦とは
鬼師が手掛ける、世界にただひとつの鬼瓦。
鬼瓦とは、屋根の上に飾られる鬼瓦や唐獅子などの飾り瓦と呼ばれる特殊な瓦です。寺社や家を守る魔除けとされ、鬼師と呼ばれる職人によって生み出されますが、現在では鬼師がいる瓦メーカーは非常に限られています。鬼瓦に設計図面はなく、鬼師の頭の中にある完成イメージだけを頼りに作られていく、まさに職人技から生まれるもの。だからこそ、鬼師によって、作られる鬼瓦や唐獅子は実にさまざまな表情をしています。窯元それぞれの花形として、古来より伝統技術として受け継がれてきました。
鬼師の技術が生み出す飾り瓦の数々
創業当時から数多くの飾り瓦を手掛けています。その他、実績については、お問い合わせください。
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姫路城大天守鯱瓦
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鯱瓦
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経の巻(鬼瓦)
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鬼面(鬼瓦)
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龍(棟飾り)
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鷹
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獅子(隅蓋)
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布袋
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松に鷹
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達磨
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蓮(妻飾り)
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鬼鈴(縁起物)
鬼師 構井俊一郎
光洋製瓦の現在の鬼師である構井俊一郎。父である先代の構井一巳から技を継承し、光洋製瓦の飾り瓦を守りつづけています。世界文化遺産姫路城の平成の大改修が行われた際、構井俊一郎が手掛けたしゃちほこ(鯱瓦)が天守閣の上に取り付けられました。姫路城前の城見台公園に設置されているしゃちほこは、先代の構井一巳の作品。昭和から現代へ、受け継がれる歴史の背景に、鬼師のような職人の技が生きています。